世界一周67日目 ギリシャ(21) 〜地獄の出国審査からのヨーロッパ上陸、パルテノン神殿へ!〜
前日、イスラエルの首都・テルアビブにある空港で野宿。
アラームをかけて起きたのは午前2時半。
午前5時40分発、ギリシャ・アテネ行きのフライトに向けてチェックインカウンターの列に並びます。
何を隠そうイスラエル、空路の出国が世界一厳しいことで有名なんです。
ちなみに入国は陸路が最も厳しいそう。
そんなぼくはと言えば陸路入国、空路出国。
ドMかよ……
チェックインカウンターの列には途中で謎の「セキュリティチェック」というゾーンが存在します。
そう、これが難関。
矢継ぎ早に質問されました。
「何人で来たのか」
「どこからイスラエルに入国したのか」
「何日間イスラエルにいたのか」
「イスラエルで滞在していたホテルの名前は」
「イスラエルに友人はいるか」
「イスラエルではどこを観光したのか」
「パレスチナには行ったか」
→もし「行った」と答えると死にます。
「イスラエルの前はどこにいたのか」
「イスラエルの前にいたヨルダンには何日いたのか」
「ヨルダンでは何をしていたのか」
「ヨルダンに友人はいるか」
「イスラエルから出国したあとはどこへ向かうのか」
「フライトは何時何分なのか」
「イスラエルの次に向かう国はどこか」
「その次はどこに向かうのか」
「その次は」
「その次は」
「日本にはいつ帰るのか」
「日本に帰るフライトの航空券はあるのか」
「誰かから荷物を預かったりしていないか」
「荷物を最後に触ったのはいつだ」
「荷物を最後に触ったのはどこでだ」
地獄のような質問のあと、やっと解放されました。
一歩でもミスれば別室送り。 さすかイスラエル。笑
無事出国も済ませ、飛行機に乗り込み、爆睡します。
アテネに着いたのは現地時間の朝8時前。
入国審査は長蛇の列。
その横に「EU専用ゲート」がありました。
ヨーロッパ人は一切並ばずにスイスイそのゲートを通り抜けていきます。
う、うらやましい………
なんとか入国して、次は市内へ向かいます。
市内へ向かう手段は4通りありますが、
いちばんポピュラーなのが地下鉄。
片道約1時間で10ユーロ(約1200円)。
けっこう高いのね。
アテネ中心部で下り、今夜の宿へ向かいます。
最近開業したばかりの安宿。
オーナーは優しいおじさんでした。
「最近始めたばっかりで分からないことだらけだけど、なんかあったらなんでも言ってくれ!」
ええ人や。笑
チェックインを済ませ10時半、
さっそくアテネを観光します。
アテネと言えば最初に名前のあがる、
あまりにも有名な「パルテノン神殿」を目指します。
パルテノン神殿は「アクロポリス遺跡」の一部に含まれています。
アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味。
その名の通り、市街のど真ん中にそびえる高い丘の上に建っています。
いまから2400年前に完成したそう。
気の遠くなるような歴史の長さ。
さすがギリシャ。
アテネと言えば遺跡のある歴史都市、というイメージでしたが、
とにかく落書きが多い。
街中全ての壁、シャッターがスプレーで落書きされています。
あとで夜になって分かりましたが、
夜のアテネはかなり治安が悪いみたい。
パルテノン神殿に向かう途中にも多くの遺跡があります。
↓ローマン・アゴラ
うん。。。。柱やな。
幾つかの遺跡の横を通りつつ、
本命のパルテノン神殿へと到着。
入場料は20ユーロ(約2500円)、
他の6つの遺跡にも入場できる共通入場券なら30ユーロ(約3600円)です。
学割なら半額だそうなんで、
高いほうの共通入場券を買いました。
わくわくしながら丘を登ります。
1900年前に建てたものを未だに使ってコンサートしているそう。
すごすぎる…
そして到着!!!
思ったてたよりもデカい!!
あと、標高が高い。
アテネ市街が一望できて、まさに絶景でした。
周囲は自撮りしてるおばちゃんだらけでした。笑
パルテノン神殿は1600年代のベネツィアによる砲撃で破壊されたらしく、
現在も修復中。
せっかく買った共通券を使うべく、
丘を下り、麓にある「古代アゴラ」へ向かいます。
この遺跡はパルテノン神殿と同じ2400年前ごろに建てられ、
当時はソクラテスやプラトンなどの賢人が日々議論を交わしていたそう。
へぇ〜って感じです。すごい。
パルテノン神殿と比べてかなり保存状態がいいです。
遺跡を出て、次はひたすら食べまくります。
ギリシャの何が最高って、とにかく物価が安い!!
イスラエルから来たぼくからすれば、
全てのものが5分の1ぐらいの値段!!
そしてヤツを発見しました。
恒例のイチゴチャレンジの時間です。
ちなみにこれまでの20ヶ国、全敗(マズかった)でした…
今回も期待せずに買います。
お味は………
んめえええええええ!!!!!!
これはもはや日本レベルの味。
しかも破格の500gで150円。
1.5kg平らげました。笑
さらにギリシャ名物のスブラキ。
豚肉を串に刺して焼いたものです。
うめぇ。
2週間近くイスラム教国を旅していたので豚肉が無く、
ラムばかり食べていたので染みわたります。笑
そして有名なギリシャヨーグルト。
さらにジェラート。
ああ、うまい…
そして安い……
さらにスパゲッティを注入。
幸せ。
土曜の昼下がり、街中では路上にイスとテーブルを並べて、
みんな昼からビールやワインを飲んでいます。
さすがギリシャ。笑
有名なカイメンも売っています。
カイメンとは海生生物で、スポンジとして使ったりします。
土産物屋をぶらぶら見ていると、何か大通りが騒がしい。
行ってみると……
デモでした。
何を隠そう経済破綻したギリシャ、
若者の失業率は50%を越えているそう。
少し宿で休んでから再び街へ出かけます。
夜のアテネは昼とうってかわってかなり治安が悪いです。
街中はヤンキーだらけ、あちらこちらで怒声が聞こえます。
なんやこの世紀末都市……
夜のアテネはなるべく大通りを歩いたほうがよさそうです。
そして夕食の店へ。
久しぶりのシーフード。
これはうまい。
日本みたい。
そして2週間ぶりのビール!!!
イスラムの禁酒国でスプライトばかり飲んでいた日々にさようなら!!
あああ!!
ほろ酔い気分で宿へ帰り、爆睡しました。
あしたも朝4時起き、飛行機で楽園へ向かいます。
トップページに戻る
スポンサーリンク
ジェラート専門店ジェラテリアUNO 愛媛産ジェラート6種類の詰め合わせ アイスクリーム 6個セット のし メッセージカード対応
- 出版社/メーカー: アヴァンジェラート株式会社
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
日本一美味しいアイスクリームに推薦されました!レティエの搾りたて牛乳の無添加ジェラート6種6個入りセット
- 出版社/メーカー: 逸品工房なまら家
- メディア: その他
- クリック: 9回
- この商品を含むブログを見る
- 作者: フェデリコ・グロム,グイード・マルティネッティ,清水由貴子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る