世界一周100日目 タンザニア(39) 〜キリマンジャロ3日目 〜いざ、体験したことのない標高4600mの世界へ!〜
世界一周100日目
シラ・ケーブキャンプ(3750m)〜ラバ・ハット(4600m)〜バランコキャンプ(3900m)
朝起きたのは3時半。
寒すぎて目が覚めました。
テントの外に出ると、地面もテントも靴も凍っています。
気温は氷点下。
いくら赤道直下とは言え標高3750mの夜はやっぱり寒い。
再び寝て6時半に起床。
身支度を整えて朝食。
今日のメニューはスープと目玉焼き、ソーセージ、食パン。
そしていつも通り、ちょっと量が足りない。笑
腹が減ったまま出発したのは朝8時半。
今日は出発してからひたすら登り続けること標高差850m、
標高4600mにあるラバ・ハットをひとまず目指します。
こんどはそこからひたすら700m下って、標高3900mが今日のキャンプ地です。
岩砂漠のような乾いた大地をひたすら進んでいきます。
今日の天気は曇り。風がかなり強いです。
とにかく寒い。
腕時計で測ると外気温は5℃。
風速が1m/s強くなると体感温度は1℃下がる、と言うので、
この強風を考慮すると、実質氷点下でしょう。
朝、手袋を間違ってシェルパに渡してしまい、持っていないぼくは、
ウォーキングポールを使うのを諦めてポケットに手を突っ込んで歩きます。
標高はついに4000mを越え、さすがに高山植物も数を減らしてきました。
そして標高4300m地点。
なんと道端の草むらにネズミを発見。
ハムスターみたいな模様をしています。
こんな寒いところで生き抜いているなんて本当にすごい。
出発から4時間、標高4400m地点。
時刻は12時半。
岩陰に隠れて風をしのぎ、昼食の弁当を食べます。
昼食後もひたすら岩砂漠のような風景の中を登り続けます。
道端に川を発見。
泥水ですが。
出発から6時間、時刻は午後2時半。
今日の最高地点のラバ・ハット(4600m)に到着。
横に見えるこのピークがラバ・ハット。
ピークを横に見ながら通り過ぎ、次はひたすら下り。
700m下って標高3900mの今日のキャンプ地を目指します。
今度は澄んだ水の川が。
標高4500m近いところにこんなに何本も川が流れているなんて、
とんでもない山です、キリマンジャロ。
足元が凍っている箇所も。
そらそうだ、寒いもん。
そして目の前に巨大な谷が。
この谷底に今日のキャンプ地があるそう。
遠い。標高差400m。
ここでシェルパにぼくが呼ばれました。
ぼくたちの前に3つ、20人規模の登山隊があるそう。
その登山隊の後に到着してしまうと、
キャンプ地の事務所での到着手続きに時間がかかってしまうため、
おまえがいちばん元気そうに見えるから、
ここから走って下山して、3隊追い抜いて手続きしてこいとのこと。
標高は4300m。
走るのか……
自分が高山に強い体質なのは分かっていますが、
若干不安。
シェルパと共に猛ダッシュで下ります。
意外と息すら乱れない。
キャンプ地に到着、手続きを終え、
シェルパに「おまえは日本でシェルパになったほうがいい」と強く勧められました。
日本にシェルパって職業、無いんだな。笑
でもやっぱりぼくの先祖は山岳民族なのかもしれない。
そして到着した今日のキャンプ地・バランコキャンプ(3900m)。
キャンプ地の周りにたくさん生えている、このパイナップルみたいな奇妙な植物が「ジャイアントセネシオ」。
すごい形。
結局今日は1日中曇りでした。
到着してからティータイムを済ませ、
夜6時の夕食までテントで休憩。
そういえば今日のテント、1つ欠陥が。
そう、両側の側面が網戸しかない。
これ、日本の平地で真夏に使うやつ。。。笑
ここ、標高4000m、気温は氷点下。
もちろんテント内も氷点下。
それではおやすみなさい。
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