世界一周24日目 インドネシア(10) 〜スリ地獄ジャカルタでiPhoneをスラれる〜
2016.08.26 インドネシア(10ヶ国目)
宿で目覚めたのが朝8時、今日はジャカルタ市内を観光してから、
600km東のジョグジャカルタを目指して移動します。
市内の観光地の2トップである独立記念塔とイスティクラルモスクに行きました。
↑ 独立記念塔
その次に多いのがカトリックです。
イスティクラルモスクは東南アジア最大のモスクで、
道を挟んで向かいにカトリック教会があるため、
宗教対立が激化している時期にはこの地区はかなり危険になります。
インドネシアではISのテロが最近頻発しているため若干心配していましたが、
大丈夫でした。
イスラム教徒というと少し近寄りがたい雰囲気を感じてしまいますが、
全くそんなことはなく、みんな陽気で、モスク内でも「一緒に写真を撮ろうぜ!」
とフレンドリーに話しかけてきてくれました。
モスクを出たあと、ジョグジャカルタに向かう電車が全て満席だったので、
長距離バスターミナルを目指します。
↑ インドネシアのトイレ
地球の歩き方に載っていたターミナルに向かいましたが、
大型バスの姿は全く見当たらず、ボロボロの小型バスが無数に止まっているだけです。
広大なターミナル内には僕たち以外に外国人客がおらず、
数十人の客引きが獲物を見つけた肉食動物のように群がってきました。
世界中色々旅してきましたが、
ここほど危険な客引きにあったことはありませんでした。
取り囲んで怒鳴りちらし、
体を無理矢理引っ張ってきてボロボロの小型バスに乗せようとします。
必死に反抗しますが多勢に無勢、
やっとのことで1時間ぐらい後に逃げ切りました。
後でわかったことですが、
このバスターミナルの機能はつい最近できた別の新しいターミナルに全て移転したらしく、
いまとなっては現地の人も絶対に近づきたがらないほど治安の悪い場所になっているそうです。
それをもっとはやく教えてくれ!笑
気を取り直して新しいバスターミナルに向かいます。
その途中の市バス乗り場で、
数人の現地人が「行き先どこなの?」と話しかけてきました。
こういうのはスリの常套手段なので、3人で気をつけるぞと目配せします。
が、、、どのタイミングでか分かりませんが、
山ちゃんがiPhoneをスラれてしまいました…
恐るべきスリの技術力、しかもここは人口2億5千万の国、
もう取り返す術もありません。
回線停止して悪用を防ぎ、泣く泣くバスターミナルに向かいます。
疲労困憊で巨大なバスターミナルに着くと、
優しそうなインドネシア人の客の1人が「君たちのチケットの手配は全部任せろ」、
と話しかけてきてくれました。
他の東南アジア諸国とは異なり、
英語話者が殆どいないインドネシアではチケット1枚買うのも大変なので本当に本当に助かりました。
後で話していて分かったのですが、彼はインドネシアではかなりのエリートで、
以前仕事で日本を訪れた時にかなり日本人に親切にしてもらったので、
その恩返しに、とぼくらを助けてくれたそうです。
結局、バスが来るまで1時間以上あらゆる話に花を咲かせました。
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