世界一周136日目 ボリビア(48) 〜標高4500mの「宝石の道」は絶景の連続だった〜
朝起きたのは6時半。
場所はチリ北部のアタカマ砂漠の街、サン・ペドロ・デ・アタカマの宿。
前日の夜にだいたい済ませておいた仕度を全て終わらせ、
今日から始まる2泊3日の、
アタカマ砂漠を通ってボリビアのウユニ塩湖に抜けるツアーのピックアップを待ちます。
いまいるチリのサン・ペドロ・デ・アタカマの街の標高が約2400m。
ゴールとなるボリビアのウユニ塩湖の標高が約3900mです。
このツアーで通る道は通称「宝石の道」と呼ばれ、
標高は4000〜5000m、
しかも未舗装のデコボコ道という非常に過酷な環境。
ひたすら走り続けてウユニ塩湖を目指す、
というクレイジーなツアーです。
サン・ペドロ・デ・アタカマの街からは、
マダガスカルでたくさん走っていた大きめのハイエースのような車に乗って、
まずはチリとボリビアの国境を目指します。
昨日4時間しか寝られなかったので、車のなかで爆睡。
目が覚めると9時半、標高約4450mの
チリの出国管理所に到着していました。
さっそく広がる壮大な景色。
ここで、出国手続きの順番を待ちながら、
みんなで朝食タイム。
ですが、めっちゃくちゃ寒い!!!
当たり前です、標高4500mなので、
単純計算でも平地より30℃近く気温は低いはず。
腕時計についている標高計。4463mを指しています。
極寒の中朝食を終えて出国手続きも完了、
再び車に乗り込んで、
チリとボリビアの国境間の緩衝地帯を移動します。
そして続いてはボリビアの入国管理所に到着。
先進国クラブと呼ばれるOECDに
南米で最初に加盟しているチリはやはり経済大国。
そして、100年以上前に戦争でチリに敗れ、
海への出口と、世界最大の銅山を失ったボリビア。
高地の内陸国となってしまい、
チリとの経済格差は歴然としています。
その差が、この出入国管理所の建物の立派さにも
モロに現れています。
このような歴史があって、
ボリビア人やペルー人の対チリ感情は良くないそう。
無事にボリビアへの入国手続きを済ませ、
車を乗り換えます。
いよいよ4駆に乗って、ウユニ塩湖を目指します!
標高5000mに近い高山なので、
空の色がめちゃくちゃ濃い青色をしています。
アタカマ富士、とも呼ばれるリカンカブール山。
標高は約5900m。
サン・ペドロ・デ・アタカマの街から見えた、
あの富士山そっくりの山です。
どこまでも続く広大な砂漠をひた走ります。
13時すぎに、
世界最高所にある温泉に到着。
標高は約4200m。
湯温は37℃ぐらいでしょうか、少しぬるいです。
水着を持っていないので、足湯を堪能します。
温泉の湯が流れ込む湖。
静かです。
この温泉のそばで昼食を済ませ、再び出発。
15時ごろに到着したのが、
この世界最高所にある間欠泉。
標高は約4650m。
強烈な勢いで蒸気と熱湯が吹き出し、
黄色や灰色の液体がグツグツと泡を噴いています。
周りの風景はこんな感じ。
荒野という言葉がぴったりと当てはまります。
あまりの環境の過酷さに、生物の棲む気配がありません。
そして再び出発、本日最後に訪れたのは、
フラミンゴが棲む赤い湖。標高は約4150m。
写真を貼っていきます。
そして、本日の宿に向けて出発。
途中、アルパカの群れにも遭遇しました。
今日の宿は標高約3900m。
富士山頂よりも高い場所にあります。
部屋はこんな感じ。
んー、きれい!!
到着するとちょうど、夕焼けを見ることができました。
シャワーを浴びて夕食を食べ、
ベッドに入ったのは22時。
あしたは7時半に起きる予定です。
それではおやすみなさい!