旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周199,200日目 インド 〜絶景だらけ!300kmのラダック地方バイク旅(レー〜ラマユル)〜





この記事では、1泊2日でバイクに乗り、

インド最北部ラダック地方のレー〜ラマユル間の往復約300kmを旅した記録をまとめました。



絶景続きで本当におすすめの旅路です!

少し長いですが最後までお付き合いください。笑<<<世界一周199日目>>>



朝起きたのは7時。




現在地はインド最北部・ラダック地方の街レー。


このラダック地方は隣国のパキスタンと中国がその領有権を主張しており、

インドとパキスタンが戦った印パ紛争の起きた地域です。





インドの首都のデリーから陸路で訪れる場合、

標高5000mを越える峠を2つも越え、3日もかかってしまう

とんでもない秘境。



しかし、レーの郊外に空港ができたことにより、

なんとデリーから直行便で約1時間半で辿り着くことができるようになりました。



日本からデリーまで直行便で飛べば、

乗り継ぎたった1回でアクセスすることができます。



しかし、山深く、平均標高は約3500mのため、

夏季の6〜9月以外は観光に適していません。




そんなラダック地方は、

言語はラダック語、民族はチベット系の人が多く、

宗教もチベット仏教徒が多数派です。






今日の予定は、

いまいるレーの街からバイクでひたすら西を目指し、

約150km離れた「ラマユル 」という街に向かうこと。



今夜はラマユルに宿泊し、あしたまた1日かけて帰ってくる予定です。




出発してすぐに、インド軍の博物館があったので立ち寄ってみました。



その名も「HALL OF FAME(fameは日本語で「名誉」)」。




いまいるカシミール地方は、

インドとパキスタンの度重なる紛争の舞台となり、

未だに多くのインド軍が駐留しています。



このインド軍博物館では、

パキスタン軍から押収した武器を展示し、

見る者に「パキスタン憎し」「インド軍凄い!」と

植え付ける展示が並んでいました。








戦時中ってこんな雰囲気なんやろな、

と感じさせられた博物館でした。



これなんてなかなかすごい。

「THE SWEET TASTE OF VICTORY(勝利の甘味)」




博物館を後にして、さらに西へと進みます。

高台から眺める、レーの郊外にある空港。






そしてこちらはインダス川の上流部。




世界四大文明といえば、たしか

黄河ナイル川インダス川チグリス・ユーフラテス川

沿岸で生まれたと習いました。



そのうちのひとつがこのインダス川




さらに西に行くと、絶景が待っていました。


地平線まで荒野の中を貫く一本道。



こんな素晴らしい景色を見て素通りはできないでしょう!

立ち止まって何枚も写真を撮ります。



しばらく走ると峠にぶつかりました。

ただ、バイクなので楽ちん。



そういえば自転車日本一周のときは、

峠が来るたびにめっちゃ萎えてました。笑




これが峠のてっぺん。




休憩小屋がありました。






再びインダス川が見えてきました。

まるでアメリカのグランドキャニオンのような深い渓谷の底を流れています。





しばらく進むと、

インダス川に、ザンスカール川が注ぎ込みます。





地質の違う水源から流れ出した2つの川は色が異なり、

比重も異なるため、混ざり合わずにしばらく流れていきます。





あたり一面が荒野ですが、

川沿いには緑が広がり、集落が形成されます。


まるで砂漠のオアシスのよう。




集落を見つけては休憩し、




また荒野をひた走り……をくりかえします。






レーの街から120kmほど来たあたりから、

谷が急に深くなりはじめました。



まるで月面のような荒涼とした地形なので、

このあたりを「月の谷」と呼ぶそう。







そしてレーの街から約150km。

16時過ぎに、目的地のラマユルの街に到着。






立派なヤギがお出迎え。




ラマユルの街は、岩山の斜面にへばりつくようにして

ゴンパ(チベット仏教の寺院)が建ち並んでいます。






ゴンパはまだ現役で使われており、

お坊さんがお祈りしていました。








ゴンパ見学が終わったあとは、

飛び込みで泊まることにした宿のレストランで夕食。



今日も1日がんばった自分に、ビールで乾杯!!






標高は富士山頂とほぼ同じ約3600m。



あまり飲み過ぎると悪酔いするので、

ほどほどにして眠りにつきます。



あしたは今日来た道を引き返して、レーの街へと戻ります!


それではおやすみなさい。










<<<世界一周200日目>>>



朝起きたのは9時。



場所は、インド最北部・レーから150km離れたラマユルの街の宿。




今日の予定は、昨日走って来たレーからの道を戻ること。





この時期のラダック地方にしては珍しく、

今日は朝から曇天。



曇りなので写真映えしないなぁ、と思い

一眼レフをバックパックにしまいこんで、バイクに跨ります。


というわけで写真はとても少ないです。笑






レーの街に着くまでに一度、

小さな集落の売店で停まって休憩しました。




喉が渇いたので水を買うと、

店番のおばちゃんが、サービスで小さな果物をくれました。




見た目と触感は小さなりんごといった感じ。

食べてみると……


味もりんごでした!笑






再びバイクに跨り、レーまでの道をひたすら走ります。



晴れていればこんな景色が楽しめるはずなのですが
(昨日撮影した写真)、



曇天なのでカメラも出さずに走ります。





そして、15時すぎにレーの街に到着。




バイクを返却するために、

すっかり顔なじみになったレンタルバイク屋へ。



いつも遊んでくれる8歳のがきんちょ。



そして、いつも店番をしている、心配性のおかあさん。




バイクを返却してから無駄話をして、

レーの街をぶらぶら。



これまたすっかり顔なじみになった土産物屋へ。



気に入った土産物を買い足して、

またいつもの店番のおじさんと無駄話。



ラダックの人々は、チベットと繋がりが深いこともあり、

顔立ちが日本人にとてもよく似ています。




そして、ラダックで食べる最後の夕食。




チベット料理を食べました。

ピリ辛のうどんみたいな感じでうまい!



あしたの朝にはレーの街を離れ、

首都のデリーを経由して、

この旅最後の街・アムリトサルを目指す予定です!



それではおやすみなさい!