旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周201日目 インド 〜闇夜に輝くスィク教の聖地「黄金寺院」(アムリトサル)〜




朝起きたのはまだ夜も明けきらない午前6時。


今日も、宿の前の通りでくりひろげられる、

10頭近い野犬の喧嘩の声で目が覚めました。



場所は、インド最北部ラダック地方の街・レー。





5日間滞在したこの街とも今日でお別れ。





今日はいよいよ、この3週間にわたるインド旅の最後の街となる、

アムリトサルへと移動する日です。



朝9時のフライトで首都のデリーへと向かい、

そこで飛行機を乗り継いでアムリトサルへと向かう予定。





朝の7時半に宿を出て街から4km離れた空港へと向かい、

厳重なセキュリティチェックを3回も受けて、やっと搭乗口へ。



ここラダック地方を含むカシミール地方は、

パキスタンと紛争中なので、テロに対する警戒が厳しいのでしょう。





セキュリティチェックの度に大渋滞なので、

搭乗口に着いたのはなんと出発時刻を過ぎた9時10分。



もちろん、まだ搭乗すら始まっていません。


飛行機すら時間通りには飛ばないのがインド。笑




結局飛行機は1時間遅れでレーの空港を離陸。






そして、デリーで3時間のトランジットを済ませ、

15時過ぎに無事にアムリトサルの空港に到着しました。




空港から10kmほど離れた街までタクシーで移動し、

今夜の宿にチェックイン。






このアムリトサルという街は、

インド人の1.9%が信仰するスィク教の聖地。



人口の1.9%といっても、総人口が10億人いるインドでは、

約2000万人もの信者を抱えていることになります。



このスィク教は、インドで最も信者の多いヒンドゥー教と、

2番目に信者の多いイスラム教を批判的に融合したもので、

男性の信者はターバンを巻いてあごひげをたくわえているのが特徴です。



総じて体格が良く、勇猛果敢で知られるスィク教徒は、

ムガル勢力やイギリスの植民地政府に抵抗して多くの血を流して来たため、

信者たちは今でも非常に強い結束を誇っているそう。


そのスィク教の聖地が、

このアムリトサルの街にある「黄金寺院」。


その名の通り、金箔で黄金色に装飾された寺院です。








黄金寺院の周囲1kmほどは歩行者天国になっており

リキシャでは近づくことができないため、歩いていきます。



黄金寺院、英語でもそのまま「Golden Temple」。


歩行者天国は、巡礼に訪れたスィク教徒で大賑わい。


ターバンを巻いてあごひげをたくわえた、

典型的な外見のスィク教徒の男性。






そして、黄金寺院の目の前にある広場に到着。





ここで靴を脱いで預け、これより先は裸足で入場します。

水場に足を浸し、清めます。





門をくぐって、いよいよ黄金寺院に入場!





湖の中心に浮かぶ寺院に向けて、

祈りを捧げる敬虔なスィク教徒の男性。





時刻は17時半。

日も暮れ始め、ここから刻一刻と黄金寺院が色を変えていきます。




夕暮れにはオレンジ色に。





そして、空が暗くなってくると、

ライトアップが始まります。





湖の周囲を取り囲む建物も、ライトアップされます。





空はさらに暗くなり、

黄金色に輝く寺院とのコントラストがさらにはっきりとします。





夕暮れからすでに2時間以上、

ぼーっとこの寺院を眺めていました。


この世のものとは思えない美しさ。



最後に目に焼き付けて、寺院をあとにします。





湖のほとりで祈る女性の信者たち。





夜になっても、巡礼者の数は減るどころか、

さらに増えていくようです。





黄金寺院の外側も街灯に照らされ、

まるで中東のような雰囲気になりました。






夕食は、歩行者天国にあるマクドナルドで。



ベジタリアンの多いインドでは、

なんとメニューに肉も魚もありません。

(デリーの空港ではフィレオフィッシュだけありました)



代わりにあるのは、この「マハラジャバーガー」。

全て野菜で作られています。





お味は………

うーん、肉食いたい…。笑



あしたはいよいよ3週間にも及んだインド旅の最終日。

朝から楽しんでいきます!!


それではおやすみなさい。