旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周198日目 インド 〜標高3500mでのバイク旅は絶景の連続だった!(ラダック地方レー)〜





目が覚めたのは深夜3時半。


宿の前の通りで、10匹近い野犬が激しい喧嘩をしている声で

起きました。





しばらくして戦いも収まり静かになったので再び就寝。






現在地はインド最北部ラダック地方の街レー。


このラダック地方は隣国のパキスタンと中国がその領有権を主張しており、

インドとパキスタンが戦った印パ紛争の起きた地域です。




言語はラダック語、民族はチベット系の人が多く、

宗教もチベット仏教が多いです。



今日の予定はレーの街の周辺を、

レンタルバイクで走り回ること。



しかし、国境紛争の影響で、

レーの街から離れた場所に行くには、

外国人は政府の許可を取得する必要があります。





その許可の取得には、旅行代理店を通じて半日かかるそうなので、

昨夜のうちにパスポートを提出しておきました。



それにしても、パスポートを預けるってかなり怖いですよね。笑




うまくいけば許可が昼前にはおりるそうなので、

それまで街をぶらぶらします。




ふらっと入った店で朝食。

久々に洋風なメニューにありつけました。

パンとコーヒー。うめぇ。






朝食を食べてから、昨日パスポートを預けた旅行代理店に立ち寄ると、

無事に入境許可が取得できていました。



さっそくバイクを借りて、荷物をまとめて出発します。



SUZUKIの125ccのスクーターが、

1日借り切って800ルピー(約1300円)。




標高は富士山頂とほぼ同じ約3500mなので酸素が薄く、

バイクの馬力は弱めです。笑


特に登り坂では一気に遅くなります。




走っていると、道端の丘の上に、

次々とゴンパ(チベット仏教の寺院)が姿を現します。




信じられないような青さの空の下、

砂漠のように乾燥した荒野をひたすら走ります。



気持ちいい!!





レーの街を出て約1時間、ティクセという小さな街に到着。

この街が凄いのは、そう…




丘の上にびっしりと築き上げられたこのゴンパ!

白で統一されたその建物が、青空に映えます。



レーの街の周囲にも幾つかゴンパがありましたが、

ここまでの規模のものは初めて見ました。






これはお寺の鐘。

仏教の寺院とは異なり、回転することで音を鳴らします。









ティクセの街を離れてさらに走り続けると、

インダス川に架かる橋に出ました。



世界四大文明といえば、たしか

黄河ナイル川インダス川チグリス・ユーフラテス川

沿岸で生まれたと習いました。



この川のほとりで文明が誕生したのか、と思いを馳せますが、

側から見るぶんには、ただの濁った川。笑






インダス川を渡った対岸には、スタクナの街があります。

ここも、丘の上に築かれたゴンパが中心。




バイクで坂を登り、丘の上に到着。





眼下には、とんでもなく雄大な景色が広がっています。






富士山頂と同じ標高にこんな大地が広がっているとは、

ラダック地方おそるべし。

雪を冠った山々は、地図で見ると標高6000mを越えています。

登りたいな〜……




時計を見ると15時過ぎ。

小腹も空いたので、丘を降りてからレーの街へと引き返します。



昼間は少し雲が多かったのですが、

夕方になるにつれて空が晴れてきました。




最高だぜラダック!!!




バイク旅が気に入ったので、

あしたから1泊2日で、さらに遠くの街を目指して旅することにしました。


往復で約300kmほど走ろうかな、と考えています。


そのためにレーの街の登山用具店で、

アウトドア用のガスバーナーを購入。


登山用の軽量の鍋は高価だったので、

街の金物屋で鍋を購入しました。





日本から持ってきたインスタントラーメンを使って、

さっそくガスバーナーで料理開始!


宿の屋上がキッチンです。





完成したので部屋に持ち帰って食べます。



うんめえええええ!!!!!




腹も満たされたので、再びバイクにまたがって、

昨日行ったレーの街の裏手の丘の上にあるゴンパに向かいます。


目的はサンセットを見ること。




気持ちのいい道をずんずん走ります。





そしてあっという間に到着。

レーの街が一望できます。





サンセットを眺めてから宿に帰り、シャワーを浴びて、

あしたからのバイク旅に向けて早めに眠りにつきました。


それではおやすみなさい!