旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

Day215 メキシコ 〜チチェン・イツァーとセノーテでテキーラ三昧の一日〜




朝起きたのは6時すぎ。

場所はメキシコ・カンクンのホテル。



今日の予定はカンクンからバスで3時間ほどの距離にある、

「チチェン・イツァー」という遺跡を見に行くこと。



格安ツアーに参加したので、

どんなツアーになるか少し不安です。笑





7時にホテルの前にやってきたバスに乗り込みます。


バスはホテルが建ち並ぶエリアをぐるぐると走り回り、

他のホテルにも参加客のピックアップに向かいます。




8時を過ぎても、まだホテルのあたりをうろちょろしており、

一向にチチェン・イツァーに向かう気配がありません。




参加者の9割近くは現地のメキシコ人、

バスガイドのおじさんはスペイン語をメインに時々英語を話します。




バスは8時半ごろにやっとカンクンの街を出発し、

ハイウェイをひた走ります。



カンクンを出てから3時間、

11時半にバスは停車、全員降ろされます。



チチェンイツァーに着いたか!?と思いましたが、

どうやら違うよう。


なにやら土産物屋が併設されたレストランのようです。




ここで、バスガイドのおじさんによるおみやげの売りつけが始まりました。




まず、「患部に当てるだけで病が治る石」を実演販売し始めました。

いやー、胡散臭い…笑



「こんなん買う人おるわけないやん…」と思っていましたが

数人が購入し、30分近く炎天下の下で待たされます。



頼むからメキシコ人、変なもの買わんといてくれ…笑

実演販売の時間がどんどん長引くやん……






やっと終わったと思うと、

今度は「マヤ文明に伝わる伝統的なネックレス」の実演販売が始まります。



これにも約30分かかり、時刻はもう12時半。





そのあともおみやげ屋で謎の待機時間が発生。



観光地価格の高いおみやげを売りつけられますが、

それを買ってしまうメキシコ人たち。



おまえら、自分の国やから物価分かってるやろ、

これダウンタウンで買うのと比べてめっちゃ高いやん!!!


と、内心ツッコミながら炎天下の中で待ちます。






おみやげ屋巡りが終わったあとは、

レストランに移動して食事タイム。





が、その前に、

メキシコ特産のテキーラの試飲販売。笑





格安ツアー本当に恐るべし。笑



やっとのことでレストランに到着し、

ダンサーが踊るのを見ながら食事を食べます。






時刻はもう13時。

出発してから6時間も経過しています。


いつになったらチチェン・イツァーに着くんや……笑

格安ツアー、恐るべし。




昼食も終わり13時すぎ、

やっとチチェン・イツァーに向けてバスが出発しました。





そして13時半にとうとう到着。




ここチチェン・イツァーは、6世紀ごろに

このメキシコのユカタン半島を中心に繁栄したマヤ文明の巨大遺跡です。





この遺跡の最大の目玉は、「エルカスティージョ」という名の巨大ピラミッド。



この建物全体がマヤの暦を表しており、

四方の階段は各91段ずつあり(91×4=364)、

これに頂上の1段を加えると1年365日になります。




そして、正確に方角が計算され尽くした上で建てられているため、

一年の中で春分秋分の日にだけ、神殿に蛇の影が現れます。




マヤ文明の暦の凄さ、そして建築技術の高さに驚かされます。






マヤ文明自体には生贄(自然災害をおさめるために生贄となる人間の命を捧げる行為)の文化はなかったそうですが、

戦闘部族トルテカ人と文化的交流を持ってから、

マヤにも生贄の文化が生まれました。





これは戦士の神殿と呼ばれる建物。


自然災害が起こるたびに、生贄の心臓を捧げていたそう。





そしてこれは球戯場。

全長150mもあります。




近づいてみると石組みは非常に精巧で、

マヤ文明の技術力の高さを物語っています。






マヤ人にとって球戯は娯楽ではなく、

豊穣の神に祈りを捧げる宗教儀式でした。



この球戯で勝ったチームのキャプテンが栄光を担い、

生贄として捧げられたそう。



そんなんおれやったら絶対勝ちたくないわ……笑






自由時間も終わり15時半にバスはチチェン・イツァーを出発。


次はセノーテを目指します。




ユカタン半島は密林の湿潤地帯ですが、川はどこにもありません。


石灰岩質の土壌のため、降った雨は全て地中にしみ込み、

地下に水のたまる空洞を作ります。



その空洞の上の地面が陥没してできたのがセノーテ。




ちなみに、このセノーテは水深が約50mあるそう。


泳ぐだけでなく、なんと飛び込むことも可能。笑




水深50mと考えると少し怖いですが、

助走をつけてダイブ!!!




んんん気持ちぃぃぃぃ!!!!!!



病みつきになって10回近く飛び込んでから上がってきました。





バスがセノーテを出発したのは17時すぎ。



セノーテから15分ほどのコロニアルな街に立ち寄って、

教会を観光します。





そして、18時になっていよいよカンクンに向けて帰路につきます。


ここからカンクンまで、最短でも2時間はかかる距離。





昨日ツアーを予約したときは18時にカンクン着だよ!

と言われましたが、2時間遅れなんて気にしないのがメキシコ人。笑




帰りのバスの中ではなんと、

バスガイドからテキーラが振舞われました。




バスガイドのマイクパフォーマンスのあと乗客全員でテキーラショットをイッキ。

日本の大学生かな??笑


本当に陽気な国民性です。






カンクンに向かうバスの中で延々と宴会は続き、

予定から2時間遅れの20時に到着。



ホテルの近くのレストランで軽く夕食を済ませ、

部屋に帰って今日のブログを書きます。




あしたは綺麗な海で泳ごうかと画策中。

詳細はまだ未定ですが。



ではおやすみなさい!