旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

DAY240-241 カザフスタン/キルギス 〜陸路国境越えしたキルギスでユルタに泊まる〜


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朝起きたのは8時。

場所は、カザフスタン最大の都市・アルマトイの宿。



今日の予定は、陸路国境越えをして隣国のキルギスの首都・ビシュケクに移動すること。



宿は古びたビルの11階にあり、

共用の屋上テラスからは朝焼けに照らされたアルタイ山脈が一望できます。



山登りが好きなぼくにとってはたまらない景色です。

いやー、美しい。



朝食を食べてから荷物をまとめ、宿を発ちます。




宿で手配した白タクに乗って、

ビシュケク行きのバスが出る西バスターミナルまでは約15分、770テンゲ(約200円)。


バスターミナルは、まさに「共産圏」といった感じの無機質な巨大な建物。

旧ソ連の影響を感じます。




たくさん群がってくる客引きを無視して、

ビシュケク行きのバスのチケット売り場を探します。



そして無事に発見してチケットを購入。



バスではなくマルシュルートカ(乗り合いミニバス)でした。

1500テンゲ(約450円)。




地元民しかいない車内に乗り込み、出発を待ちます。

アフリカ・マダガスカル乗合タクシーと同じタイプの車です。

あのときは定員の2倍の人数を詰め込まれて約20時間という地獄の移動でしたが、

今回は定員通りの人数なのでなかなかに快適。



予定では5時間ほどでキルギスの首都ビシュケクに着くはずです。




マルシュルートカはアルマトイを出たあと、

カザフスタンの田舎道を疾走します。



隣席のカザフスタン人男性に話しかけられました。

彼は21歳、英語教師になるべく大学で英語を勉強中だそう。


彼は日本人の英語勉強法について知りたいらしく、

ぼくにインタビューしている動画をスマホで録画してもよいかと聞いてきました。


恥ずかしいですが快諾します。笑




1時間以上、英語の話から各国の文化の話、

ぼくがこれまで訪れた国の話など様々のことについて話しているうちに、

マルシュルートカはキルギスとの国境に着きました。



彼はカザフスタン側の国境の街に住んでいるそうなので、

ここでお別れです。



カザフスタン側のイミグレで

パスポートと、入国時に記入した入国カードを提出し、

出国を済ませます。



そして、キルギス側のイミグレとの間に設けられた緩衝地帯を歩いて移動します。

二国の国境には川が流れていました。



てっきり山が国境だと思っていたので意外でした。


そしてキルギス側で入国手続きを済ませ、

世界一周58ヶ国目・キルギス🇰🇬入国〜!!!



キルギス側から振り返った国境。


国境は基本的に写真撮影禁止なので、少し離れてから撮りました。




再びマルシュルートカに乗り、

キルギスの首都ビシュケクを目指して移動します。


そしてビシュケク市内の西バスターミナルに到着。


絡んできた陽気なおじさん。




バスターミナルの横にある宿を予約したので、歩いて移動します。


到着。



泊まる部屋は、この建物の裏手にあります……

その部屋がこちら……


なんとこんやのお宿は、

遊牧民族の移動式住居「ユルタ」です!


草原の真ん中ではなく街中に建っているのが少し残念ですが、

それでも正真正銘のユルタです。



遊牧民族の移動式住居に泊まる、というのが人生の夢の1つだったので、

それが叶って嬉しいです。

ただ、いつの日か草原の真ん中に建つユルタにも泊まってみたいですね…


ユルタを満喫したあたは、街に繰り出します。


これまでウズベキスタンカザフスタン中央アジアを旅してきましたが、

キルギスはその中でも最も貧しい印象。



ウズベキスタン天然ガスカザフスタンは石油が採れるのに比べて、

キルギスにはあまり天然資源がないからでしょうか。


民族は中国系の顔立ちの人が多く、

地理的にも近いチベットの雰囲気を感じさせます。



街は旧共産圏の雰囲気を感じさせる色彩の乏しさ。





市内最大の市場である「オシュ・バザール」にやってきました。




入口付近には電化製品を取り扱う店が集まり、



少し進むと香辛料を扱う店が並んでいます。



トルコやインドのバザールとよく似た雰囲気。





色とりどりの果物や野菜が並んでいるエリアもありました。





みかん1kg、パイナップル1つ、そしてズボンを購入しました。



ナンを売る少女。



バザールを満喫して、宿へと戻ります。





宿に併設されたレストランで食事。




中央アジア名物、すっかりお気に入りになったマンティがあったので迷わず注文。



満腹になってユルタに戻り、眠りにつきました。





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朝起きたのは8時。

ユルタの中は夜は少し寒かったです。



今日はビシュケク郊外の山にトレッキングに出かけようと考えていましたが、

朝起きるとあいにくの雨。



中央アジアに来てから1週間、初めての雨です。





たまっていた洗濯物を洗い、

あしたからの旅程を考え、ユルタの中でごろごろとします。



昼過ぎになってようやく雨が上がったので街へ出かけます。




ビシュケクの街の中心に建つマナス王像。



隣には国旗が掲げてあり、2人の衛兵が直立不動で警備しています。





そしてこちらが大統領官邸。

無機質なコンクリートの巨大な建物です。



隣には、独立を象徴しているのでしょうか?

記念碑が建てられています。




ぶらぶら歩いていると、面白い通りを見つけました。



所狭しと絵が並べられ、画家が販売しています。



お値段は50cmほどのもので20USD(約2200円)〜と、

かなりリーズナブル。



しかもとんでもない画力です。



これまで58ヶ国旅してきましたが、

こんなクオリティの高い絵が、こんなにも安価で手に入るのは初めてです。



画家たちも、「久々に絵を買うやつが現れたぞ」と盛んに売りつけてきます。


どれも甲乙つけがたい素晴らしい絵で、

1時間以上迷った挙句2枚購入。



大満足のまま帰路につき、ユルタへと戻りました。




あしたは朝6時の飛行機でドバイに飛ぶ予定。


それに備えて、今夜はビールを飲んで早めに寝ます。



いやー、ユルタで飲むお酒は最高です!

それではおやすみなさい。