旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周91日目前編 マダガスカル(36) 〜名案でぼったくり飲食店を乗り切った話〜

世界一周91日目
マダガスカル(アンタナナリボ)〜マダガスカル(モロンダバ)






こんにちは。


この日のブログも長くなってしまったので、
①と②に分けました。



①のブログでは、タクシーブルース(マダガスカルの地元民の足である長距離乗合タクシー)に乗って、

マダガスカルの首都アンタナナリボから、バオバブ並木で有名なモロンダバまで移動したときのことを書きます。






アンタナナリボのターミナルを出発したのは前日の14時。




こんなターミナル。





バックパックは屋根の上に乗せられます。


このタクシー、人を運ぶだけじゃなくて、

食糧とかタイヤとかを各地へ運んでお金稼ぎもしています。



なので屋根の上はもう荷物満載。







14時出発なので時間通りターミナルへ行き、乗り込みましたが、




車内はガラガラ。

満席になるまで出発しません。




ちなみに片道35000AR(約1200円)。

安い!




結局車内で待つこと1時間半。笑

15時半にアンタナナリボを出発しました。







途中、30分〜1時間おきぐらいに各地で停まります。

すると窓から売り子さんがあるゆるものを売ってきます。




そして日も暮れて19時ごろ。
何もない道端に建つ、さびれたレストランへ。




みんなで夕食を食べます。

ぼく以外乗客は全員地元のマダガスカル人。



マダガスカル語やフランス語(マダガスカルは旧フランス領なのでみんなフランス語も話せる)で注文します。


もちろん店員さん含め誰も英語が話せない。




「あの人のあれと、そこの人のそれが欲しい!」

って感じで注文します。





そして出てきたのがこれ。


鶏肉のスープと米。



マダガスカルはアフリカ大陸と異なり米が主食。

田んぼが広がっています。


米のお味は……??


うーん、まずい……。



タイ米とかのほうがかなり良いです。





そして麺!


これはめっちゃ美味かった!!

今後はこいつを探し求めることにします。笑





このお店、なかなか外国人が来たことがないようで(まあそれもそうか)、

奥の方で女の店員2人がこっちを見ながらひそひそ話し合って笑っています。




いやな感じ、、、

こういうときって結構ぼったくって来るんです。





すると、その片方の店員が、料金を書いた小さな紙を持って来ました。




紙には、

(メニュー名) 20000AR
(メニュー名) 15000AR

計 35000AR



の文字が。


1ドル=3000ARなので、35000ARは約1400円。

この店で1400円はありえません。




マダガスカルは、だいたい日本の5分の1ぐらいの物価。

この店なら高くても400円程度のはず。




さっきのひそひそ話はやっぱりこのことか。

やられた。




ただ、諦めるのはまだ早い。

なんとか乗り切れないものか必死に考えます。




人を陥れて金を巻き上げようとするやつになんか一銭も
払いたくない。

相手がどこの国の人であろうと。




あの企んでいた2人、さっきから見ているけど、レジの会計担当の店員には話しかけていない。

つまりこの紙の金額を見て、会計担当の店員が察しろ、ってことなのか。



それなら1つ手がある。




ぼくは、麺が入っていたスープに、会計の紙の右半分を浸しました。

金額が書いてあるほうです。



そして、ひたひたになった紙の右半分を爪でこすり、ボールペンで書かれた金額の文字を消しました。





そしてその紙を持ってレジへ。

「スープこぼしちゃった!ごめん!」的な感じで会計担当の店員に渡します。


店の奥のほうからレジを伺う悪巧み2人組。

負けるか。




会計担当の店員は、濡れている紙の右半分には目もくれず、

メニュー名だけを見て金額を要求してきました。



その額なんと……


7000AR(約250円)。

あの2人が渡してきた紙には35000ARと書かれていたので、
5倍もぼったくってきていたことになります。



悠々とレジを出て車へ向かいます。




そして車は再び出発。

地獄のような乗り心地の車でしたが、気づけば爆睡していました。



そして目覚めたのは翌朝9時。

出発してから17時間も経っています。

相変わらず車はまだ走っています。




そして、ある村に到着。



ここはまだ目的地のモロンダバではないようですが、

この村に届ける予定だった荷物をどんどん降ろしていきます。



米やタイヤなど盛りだくさん。



そして約1時間後、再び出発。





そして出発から約21時間。

昼の11時半。





目的地・モロンダバに到着!!!!


まさに南国、って感じの街です。







タクシーターミナルのすぐ近くのホテルにチェックインします。



ホテルメナベ。

シャワーもお湯が出るし立地も最高。


シングルルームで1泊35000AR(約1200円)。

良し!


(ただ、掛け布団にダニがいたのか、夜に刺されて痒てあまり眠れませんでした。笑)





シャワーを浴びて部屋に大きな荷物を置き、外へ。

モロンダバからアンタナナリボの帰りのチケットを購入します。


ネット情報では朝発夜着しかないとのことでしたが、


13時発→翌6時着
14時発→翌7時着もありました。


35000AR(約1200円)。


13時発のほうを購入。

これがあとで裏目にでることになります。笑

さて、続きは世界一周91日目②で。


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