世界一周91日目後編 マダガスカル(36) 〜バオバブ並木に6時間ただ見惚れる〜
世界一周91日目
マダガスカル(アンタナナリボ)〜マダガスカル(モロンダバ)
世界一周91日目①の続き。
首都・アンタナナリボからタクシーブルースに揺られることなんと20時間。
ようやく到着したバオバブの街・モロンダバ。
首都のアンタナナリボは標高1500m近い内陸の高地にあり、
昼でもダウンが手放せないような寒さでしたが、
ここモロンダバは海沿いの街。
気候は熱帯。
ビーチにはヤシの実。
ここら一帯に暮らす漁民・ヴェズ族の舟があちこちに停めてあります。
街をぶらぶらし終えたところで、とうとう目的のバオバブ観光へ!
バオバブ並木はここモロンダバから約15km離れたところにあります。
なのでタクシーをチャーター。
いまは12時過ぎ。
バオバブ並木以外にも有名なバオバブの名所が幾つかあるそうなので、
そこを巡ってもらったあと、日没までバオバブ並木でぼーっと時間を潰すプラン。
交渉の結果、6万AR(約2000円)に。
ツアーに参加するより遥かに安いです。
やっぱり自分のペースで見て回りたいので、個人でこういうところは巡りたい。
このドライバーはいいやつそうだったので、あしたの朝も出かけることにしました。
ぼくが「星空のバオバブ並木を見たい」、というと、
「そんなの見にいくやつ聞いたことねえよ!笑」
と言いながら、あしたの朝4時前に宿まで迎えに来てくれることになりました。
さっそく本題の貸し切りバオバブツアーへ出発!
舗装の道を十数キロ進んだあとは、赤土の未舗装路。
道の両側には田んぼが。
日本みたい。
よく見ると田んぼの中にちょこちょこバオバブが生えてます。
これは「双子のバオバブ」と言うそう。
それでこっちは「愛し合うバオバブ」。
たしかに下のほうが熱烈。
これは愛し合ってますわ。
バオバブとヤシの木。
南国、って感じ。
しかしこの辺り一帯のバオバブ密度はすごい。
そしてよく目立つ。
そして13時前にお目当てのバオバブ並木に到着。
陸路20時間かけて会いに来ました。
それがこちら!!!
心の準備はいいですか??
それでは、、、、
どどん!!!
でけええええええええええ!!!!!!
なんだこのデカさは。
もう説明するための言葉なんていらない。
ただただ圧倒。
「木」というより、もはや「巨人」です。
夕暮れまでひたすらぶらぶら。
地面に座って見上げてみたり。
「日本人はしょっちゅうこれを見にモロンダバに来るよ。木を見るためにマダガスカルに来るなんて頭おかしいよ。笑」
と言ってましたが、たしかに日本人のバオバブ好きは異常。
なんなんでしょうね。
ぼくも異様にバオバブ並木に憧れを持つ日本人の1人。笑
なので、道端にはこんな看板も。
たしかに、ケチってタクシーブルースなんて使わずに飛行機で来れば、
首都のアンタナナリボからたった1時間。
かなりアクセスは良いです。
夕暮れまではヤギと戯れてみたり。
残念ながら西の空に分厚い雲が出ていたので、夕焼けはあまり見られず。
と、諦めかけたその瞬間。
ほんの数十秒でした。
地平線の彼方に燃えるような夕焼けが。
横切って飛んでいく一羽のカラス。
いやー、こんな美しい景色を見てしまった夜はアレしかない。
そう、アレ。
もちろんビール。笑
地元のレストランで祝杯をあげて今夜は眠ります。
なんせあしたは朝3時半起き。
星空のバオバブ並木を見るため、4時前に出発です。
ではおやすみなさい。
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