世界一周39日目 中国(14) 〜灰色のまち北京で、天安門広場と中国雑技団を楽しむ〜
朝5時半に眠い目をこすって起床。
ホテルから空港までのシャトルバスに乗り込みます。
上海を出発、今日は国内線で首都の北京へと向かいます。
北京が近づいて飛行機が高度を落とし始めます。
驚いたのが空の色。
PM2.5の影響でしょうか、見たこともないほど空が曇っています。
そして北京国際空港に到着。
この北京の首都国際空港、実は
アジアで最も利用客数の多い空港なんです。
「え?1位はシンガポールとかじゃないの?」と思った方も多いでしょう。
そう、国際線の利用客数ならシンガポールのチャンギ空港がアジア1位ですが、
ここは中国。
世界一の13億人もの人が住んでいます。
国内線も含めた「利用客数」の合計ならば、
シンガポールなんて比にならないほどの人数が利用しています。
なるほど。
ちなみに世界では2位だそう。
1位はアメリカのアトランタらしい。
へぇ〜、ニューヨークじゃないんや。
ちなみに羽田は5位。
空港から地下鉄を乗り継ぎ北京市内へと向かいます。
ひとまず今夜のホテルにチェックイン、
バックパックを部屋に置いて散策に出かけます。
ホテルの部屋の窓から見えた景色がこれ。
おお!!
まさに中国、というイメージ通り!
大気汚染で霞んだ空、灰色の殺風景な屋根がどこまでも続く光景…
「共産主義」という雰囲気がぷんぷんします。
上海みたいに発展しているのもいいですが、
やはりこういった昔の中国のままの景色が見られると嬉しくなってしまいます。笑
宿を出て北京の街を散策。
こういう裏路地が大好きなので、ひたすら歩き回っていました。
その土地に住む人々の生活を見て回るのが好きなんです。
印象として、とにかくトイレが多い。
20〜30mに1箇所は公衆トイレがあります。
各家庭にトイレがないのかな。
でもたしかに、近所でトイレをシェアするのはいい考えですね。
↓ 公衆トイレ
このひたすら全てが灰色なのがいい。
絵になります。
ふらっと入ったレストランで名物の小籠包を。
うん、うまい。
さすが本場の味。
裏路地散策を堪能したあとは、いよいよ天安門広場へ。
あらゆる出来事がここで起き、常に中国の歴史の中心舞台となってきた天安門広場。
特に1989年に起きた天安門事件があまりにも有名です。
ひとことでまとめると、民主化を求める学生を軍が武力で弾圧し、
多数の死傷者を出したこの事件。
中国ではタブーとなっています。
当局の規制により、インターネットで「天安門事件」に関するサイトは全て閲覧できないようにしてあります。
もちろんその名を自由に口にすることもできません。
恐ろしい。
天安門広場を警備する軍人。
ここであの天安門事件が起きたのか、と思いを馳せながら歩き回ります。
そして天安門をくぐりぬけます。
くぐりぬけた先には、「故宮」が広がっています。
広大な中華帝国の中心となったこの空間はそのまま現在は故宮博物院となっています。
とにかく広大でした。
隅から隅まで歩くには丸1日はかかりそう。
絢爛豪華で巨大な建物が何百も建ち並んでいます。
圧倒されました。
故宮の北には景山公園という公園があり、
そこにある小高い丘からは故宮を一望することができます。
本当なら絶景が見えるはずなんですが・・・
PM2.5のせいで何も見えません。笑
そして驚くべきはこの丘、なんと人工なんです。
高さ43mのこの丘を人工で築きあげてしまうとは、中国はスケールが違う・・・。
下山したあとはバスと地下鉄を乗り継いで次の目的地へ。
そう、中国雑技団を見に行きます。
少年少女だけでなくおじさんやおばさんも演技します。
ところどころ失敗もありますがそれもご愛嬌。笑
笑いあり驚きあり、そしてツッコミどころも多数の大満足の公演でした。
その後、北京の中心部へ。
夜の北京駅。 綺麗です。
宿の近くに戻り、地元民で賑わうレストランへ。
まずは言わずと知れた中国名物の北京ダック。
まるまる焼いたアヒルを食べます。
北京ダックと言えばこのパリッと焼けた皮。
餃子の皮みたいなやつに包んでソースをつけて食べます。 うまい!
そしてこちらも名物の火鍋。
んー、例えてみれば味のないしゃぶしゃぶと言った感じ。
はい、美味しくはないです。笑
中国のビールは美味しかったです。
やっぱり1日の終わりはビール。
ほろ酔いになって宿へと帰りました。