旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周161日目 スリランカ(50) 〜熱帯雨林に浮かぶ絶景「シーギリヤ・ロック」〜




朝起きたのは6時。


場所は、スリランカの最大都市コロンボ

中心街にある安宿の二段ベッド。




二段ベッドの下にいるインド人はまだ眠っているので、

起こさないように静かに荷物をまとめます。








昨日の深夜にコロンボに飛行機で到着し、

宿で眠りについたのはなんと午前3時。



つまり、たった3時間前のこと。




完全に睡眠不足、

眠い目をこすりながら宿を出ます。





トゥクトゥクをつかまえて街の中心にあるバスターミナルへと向かいます。



今日の目的は、ダンブッラという街に移動すること。


その街の周りには世界遺産に指定された、

幾つもの遺跡があるので、それを見学する予定です。





ダンブッラまでの移動手段はバスかタクシーチャーターのみ。



コロンボからの距離はおよそ100km、

いくら物価の安いスリランカとは言え、

タクシーをチャーターすると1万円近くかかってしまいます。




貧乏旅なのでもちろんバスを選択。


地元民が利用するローカルバスは、エアコンがないので

窓を全開にして走ります。



所要時間は約5時間、料金は衝撃の196ルピー(約140円)。



安すぎるやろ……笑





バスターミナルの中を歩き回って、

ダンブッラ行きのバスを発見。





車内には僕の他にたった3人しか乗客がいません。

客がもう少し集まると出発するとのこと。




そして20分後、10人ほどの乗客を乗せて出発。






街中でこまめに停車しながら、客を次々と乗せていきます。


気づけば車内は満員。






ヤシの木が生える熱帯の道を、

バスはまるでジェットコースターのような荒い運転で

かっ飛ばしていきます。



寝不足だったのでもちろん爆睡。





コロンボを出発してから5時間後の正午に、

バスは目的地のダンブッラの街に到着。





適当に入ったレストランで、

スリランカ名物のカレーを注文。





想像していたのとは違うタイプのカレーが出てきてびっくり。


味はおいしいですが、辛すぎる!!!!笑




口の中がもはや火事、ひたすら水をがぶ飲みして鎮火。








昼食のあとはいよいよ、

本日のメインである世界遺産

シーギリヤ・ロックへと向かいます。





シーギリヤ・ロックの歴史は古く、

5世紀まで遡ります。



実父を監禁して王位を剥奪し、弟をインドへと追放した

狂気の王・カーシャパが、

このシーギリヤの切り立った岩山の上に宮殿を建造しました。





しかし、宮殿の完成からわずか4年後、

復讐のために戦いを挑んできた弟モッガラーナに敗れ、

カーシャパは自ら命を絶ちます。



その後モッガラーナはシーギリヤの王宮を仏教僧に寄進し、

ただちに首都を元のアヌラーダプラへと戻しました。








シーギリヤ・ロックまではローカルバスで片道約45分。



そして到着。




巨大なアリ塚がお出迎え。


[:imag]



アフリカでよく見かけたやつです。

高さ1mはあります。







どこまでも広がる赤土の大地と青空。







入場券を購入して、いざ敷地内へ。




このシーギリヤ・ロックは入場料が高額なことでも有名。

1人30USD(約3300円)



めっちゃ高いやん………





この遺跡に併設されているシーギリヤ博物館は、

日本の援助によって建設されたそう。





それならちょっとぐらい入場料サービスしてよ!笑








敷地内に入ってからさっそく、

どーん!!と聳え立つ巨大な岩山。




いやー迫力あります、シーギリヤ・ロック。





周囲にはハスが浮かぶ池の遺構が幾つも。




巨大な岩に挟まれた門をくぐって、

いよいよ地獄の階段まつりが始まります!







熱帯の強烈な太陽が照りつける中、

ひたすら階段を登り続けます。




途中、有名な美女の壁画がありましたが、

残念ながら写真撮影は禁止。



しっかりと目に焼き付けてきました。



1500年以上前の5世紀のものとは思えないほど、

素晴らしい保存状態で残っているカラフルな壁画でした。






半分以上登ってきました、あとちょっとで頂上!




ここで、巨大なライオンの手がお出迎え。

いや、ほんまにでかい。






そしてようやく頂上に到着!!

見渡す限りの熱帯雨林が広がります。






いやー、すごい景色です!





頂上には宮殿の遺構が残っています。




これは王が使っていたプール。




なんて贅沢なプールなんでしょう。笑


シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズみたい。






満喫してから下ります。



登山と一緒で下りははやい。

あっという間に麓に戻ってきました。




いやー、それにしてもすさまじい迫力です。





帰りもローカルバスに揺られること45分、

ダンブッラの街に戻ってきました。






次に向かうのは、

ダンブッラの街のそばにある世界遺産

「ダンブッラ石窟寺院」。





岩山の頂に、

壁画や仏像が美しい5つの石窟が並んで建てられています。




その中で最も大きい第2窟は、

なんと約52×25mもの広さがあります。



まるで体育館。





これまたシーギリヤ・ロックと同じく岩山の頂にあるので、

麓からせっせと登っていきます。




サル。



ウチワサボテン。




ようやく石窟に到着。

靴を脱いで裸足になって参拝しないといけません。






石窟の中の写真を貼っていきます。



まずは仏像。






そして天井画。






下山したあと、三たびダンブッラの街へ戻ります。





適当に見つけたレストランで夕食。


麺が食べたい気分だったので、麺を注文。




てっきりスープに浸かったタイプの麺が出てくると思っていたのですが、

実際に出てきたのはこれ。




まさかのパスタ形式です。




いかにも辛そうな調味料もセットででてきました。



試してみると、案の定激辛。





夕食を食べたあとは少し街をぶらつき、

宿に帰ってシャワー。




今日の宿はホットシャワーが使えるということで

歓喜の舞を踊りながら浴びていると、

まさかの停電。



街全体が停電したので辺りは真っ暗。



ということはもちろん、給湯器もストップ。


至福のホットシャワーのはずが、

いつもどおりの冷水シャワーになりました……





今日は疲れたので、ベッドに入ってすぐに爆睡。

あしたも早起きして、

次はキャンディという街に移動する予定です。





それではおやすみなさい。