旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周192日目 インド 〜夢が叶った瞬間!ラクダに乗って砂漠を旅する(ジャイサルメール)〜



朝起きたのは11時。

場所はインド西部のタール砂漠にある街・ジャイサルメールの安宿。




今日の予定は、

タール砂漠をラクダに乗って旅し、砂漠で眠る、

「キャメルサファリ」に参加すること。





出発の予定は15時なので、

軽く朝食を済ませてチェックアウトし、

宿のロビーで時間を潰します。




しかし、15時になりましたが、全く出発の気配はありません。




宿の前にはツアーに向かうための車がすでに止まっており、

参加者はみんなロビーに集まっています。




まあここはインド。

時間通りにいくことなんて滅多にないので気長に待ちます。






1時間ほど経過した16時過ぎ、ようやく出発。



結局なにを待っていたわけでもなく、

なんとなく時間を潰していたよう。

さすが、理解の範疇を飛び越えた国です。笑






車に揺られること約1時間。


砂漠に到着。




同じツアーに参加しているのは、

スウェーデン人2人、タイ人3人、中国人1人、そしてぼくたち。




人数分のラクダが砂漠で待機しています。






中東・ヨルダンのペトラ遺跡ラクダを間近に見たことはありましたが、

乗るのは初めて。




背中に載せられている鞍に乗ると、

ラクダはぼく1人分の重さなんて気にもせず、

悠々と立ち上がりました。




思ったより高い!!!! すげぇ!!!






いよいよ人生で叶えたかった夢の1つ、

ラクダに乗って砂漠を旅する」が叶うときです。




無人ラクダを除いて最初は前から3番目だったぼくのラクダ。




全体の隊列では真ん中より少し前ぐらい。






見渡す限り地平線まで広がる砂漠を、一歩一歩と進んでいきます。




しばらく進んでいると、

タイ人の女の子を乗せていた前の2頭のラクダが、

地面に生えた草を食べ始めて進まなくなりました。



これぞまさに「道草を食う」ってやつやん!笑



と1人で勝手に感動しつつ、





ぼくのラクダは結果的に(無人ラクダを除いて)先頭に。



先頭に来ると、冒険している感がよりいっそう高まります。





ツアーを先導してくれていた砂漠の民のおじさん2人も、

歩き疲れたのかラクダに跨りました。






大の大人2人を軽々と運ぶなんて本当に力持ちです。





おじさん、カメラに向かってピース!





しばらく進むと、地面が徐々に砂地に変わってきました。



砂地ではラクダの足が砂に埋まり、

硬い地面を歩くときよりも揺れが激しくなります。






そして砂漠といえば……この構図の写真!笑




誰しも一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。笑






ここでラクダを降りて、あとはぶらぶら歩きます。


せっかくなので砂漠を散歩。







ポーズを決める砂漠の民のおじいちゃん。

笑顔が輝いています。笑







そしてしばらく歩いて、今夜の宿に到着。

「宿」といっても、窓ガラスもない質素な小屋です。





んー、この雰囲気たまらない。笑





しばらくゴロゴロしてから、外をぶらぶら。





相棒のいりけいが体調を崩しているので、

とにかく水を飲んで休ませます。




それを見て砂漠の民のおじさんが、

「うちの部族の医者だ!」と紹介してくれました。




一応職業柄、ぼくも日本では医学を学んでいるのですが、

ここはインド。


郷に入っては郷に従います。





「腹痛と下痢、発熱で苦しんでいる」と伝えると、

「それなら水をたくさん飲んでチャイを飲み、ベジタブルカレーを食べなさい」

と言われました。





寝ているいりけいを叩き起こして、

水とチャイを無理やり飲ませます。笑




ベジタブルカレーは夕食のメニューだそう。





そして彼は、

「薬入りのチャイを作ったよ」と言って、

唐辛子入りの超激辛チャイを持ってきてくれました。笑





体調不良のいりけいは、

「なんで病人にこんな死ぬほど辛いもん飲ませるねん…」と

文句を言っていますが、無理もありません。笑



しかしここはインド、それがインド流なら仕方ありません。




外では着々と夕食の準備が進んでいます。




米を炊いています。

うまそう。




日も暮れてきました。




砂漠の日暮れは壮大です。

夕空にラクダのシルエットが映えます。






今日働いたラクダも食事タイム。






真っ暗になっても調理は続きます。





そして、あたりがなにも見えない完全な闇に包まれたころ。

砂漠なので周りに灯りなんてありません。




とうとう夕食のベジタブルカレーが完成!!




いりけいを叩き起こして、

スウェーデン人2人、タイ人3人、中国人1人といっしょに

みんなで食べます。





お互いの国のこと、生活のこと、

これまで旅してきた国のこと……


など砂漠の星の下で語らいます。






そして数時間も話し続け、

日付も変わったころ部屋に戻って就寝。




ああ、ええ生活や。

あしたにはいりけいが完治していますように。



おやすみなさい。