旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

Day205-212 アメリカ 〜フィラデルフィアで過ごした1週間〜



突然ですが、諸事情でアメリカのフィラデルフィアに1週間住むことになりました。



フィラデルフィアは、アメリ東海岸にある街。



ニューヨークと、首都のワシントンD.C.の中間に位置し、

それぞれ車で2時間ほどの距離。


そして、アメリカ建国時の首都だった街です。





この記事では、フィラデルフィアでの生活や観光地について書いていきます。



フィラデルフィアのランドマークとなっているのは、

街の中心に聳え立つ、巨大な石造りの市庁舎の建物。





この建物を中心に、四方に真っ直ぐ道路が伸びています。



市庁舎の周辺は治安も良く街並みも綺麗ですが、

数キロ離れると、ケンカや銃撃事件の絶えない地域が広がっています。



アメリカといえばもう少し治安の良いイメージがありましたが、

それはごく限られた、街の中心部のみのようです。




郊外の地域は早朝や深夜には出歩くことができないレベルだ、と現地の人から聞きました。



実際に歩いてみましたが、

アフリカのナイロビ(ケニア)やヨハネスブルグ(南アフリカ)のような世界屈指の危険な街ほどではありませんが、

かなり物騒な雰囲気でした。


いわば、南米のような感じです。

とにかく薬物でラリっている人が多く、

目の焦点が定まっていない、ハイな状態で絡んできたりします。



ホームレスも道端に溢れており、

アメリカの格差社会っぷりを痛感させられました。



ホームレスや薬物中毒者はやはり圧倒的にアフリカ系の、いわゆる黒人の人々に多く、

郊外の治安の悪い地域に住んでいるのも彼らでした。


自由で平等とは言え、人種間で平均所得に大きな隔たりがある感は否めません。


貧しい黒人の子供たちが集団で、地下鉄の改札を飛び越えて無賃乗車している場面にも出くわしました。


この街の主な公共交通機関は地下鉄。



ただ、日本の地下鉄と比べて駅やホームがゴミだらけで汚く、

早朝や深夜には薬物でラリっている人が暴れていたりします。



そのため、車を利用している人がほとんどのようです。




1週間ずっと滞在していたのが、

市庁舎から1kmほど東、デラウェア川のほとりにある、「Apple Hostels of Philadelphia」というホステル。




1泊約3500円。


初日は18人部屋でしたが、2日目以降は6人部屋に移動することができました。


欧米人はイビキがうるさい人が多いので、

18人部屋はもはやイビキのオーケストラのような状態になっていました。笑



6人部屋にしてもイビキはなかなかキツかったですが、

この宿、共有スペースにビリヤード台があり、

もちろん無料で遊び放題なので最高でした。




キッチンもなかなか充実しており、

どでかい肉塊を買ってきてステーキにして食べていました。






アメリカはやっぱり肉が安くてうまい!!笑





そしてアメリカといえばやはり人気なのが、スポーツ観戦。



フィラデルフィアにはフィリーズという球団があるので、

人生初のメジャーリーグ観戦に行ってきました。




郊外にあるcitizen bank parkがフィリーズの本拠地。




一番安価な最上階の席で24ドル(約2600円)と、

日本よりは少し高価。


まあ物価が高いぶん仕方ありません。




球場は日本とは大きく異なり、

広々とした通路に屋台がたくさん並び、

さながらお祭りのような雰囲気。






ブルペンも丸見えです。




そして、購入した4階の席からの景色がこれ。




いやー、気持ちいい!!!

抜けるような青空に開放的な球場、最高です!





試合は無事にフィリーズが勝ち、上機嫌で帰りました。




フィラデルフィアに新しくできた観光地として人気なのが、

ワン・リバティ展望台。


フィラデルフィアの街で最も高いビルのてっぺんから、

街を見下ろすことができます。





街の真ん中にある市庁舎のすぐ近くにあるこの建物。


入場料14ドル(約150円)を支払って、エレベーターに乗り込みます。




1分ほどで最上階に到着。




お隣のニュージャージー州まで一望できます。

アメリカってほんまに真っ平らなんですね……



視界に山が1つも見当たりません。




360度、見渡す限りの地平線。





ぼくは世界一周で訪れる国で、市場を見るのが好きなのですが、

フィラデルフィアでも地元民御用達の市場を発見したので行ってみました。



小綺麗な建物の中に、80近くの食料品店が立ち並んでいます。




こちらはシーフードのお店。



巨大なロブスターを売っています。



八百屋も発見。



そしてアメリカといえばやっぱり肉。

ここの肉屋で肉を買ってよく食べていました。






またある日は、宿の近くをあてもなくぶらぶら散歩。




この川の名前はデラウェア川。

立派な吊り橋が2本架かっています。



この川の対岸がニュージャージー州





対岸には戦艦ニュージャージーが展示されているそうなので、

少し足を伸ばして訪れてみました。



いやー、めちゃくちゃでかい。




いまは退役して展示されているこの戦艦ですが、

第二次世界大戦朝鮮戦争ベトナム戦争で活躍したそう。



ということは80年近く前のものなんですね、

それがまだ立派に残っているとはすごい。




そして最後に紹介するのが、

フィラデルフィアが舞台になったあの名作映画のロケ地。


そう、ロッキーです。



ロッキーが階段で走り込みをしているシーンは、

このフィラデルフィア美術館の前で撮影されたそう。




この階段目当てに、いまでも多くの観光客が訪れています。




美術館の横に建てられたロッキーの銅像




階段から眺めるフィラデルフィアの街並み。



1週間と短い間でしたが、アメリカ生活を満喫することができました。

フィラデルフィアは本当に住みやすい街でした。




次は、カナダとの国境にあるナイアガラの滝へと向かいます。


これにて世界三大瀑布は全て制覇したことになる予定。

(他は南米・イグアスの滝、アフリカ・ヴィクトリアの滝)



それでは北へと向かいます!