DAY225-226 アメリカ 〜キャンピングカー旅①(グランドキャニオン編)〜
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今日からいよいよ、待ちに待った6泊7日のアメリカキャンピングカー旅の始まり。
ラスベガスで8人乗りの巨大なキャンピングカーを借りて、
「グランドサークル」と呼ばれる絶景だらけの道を巡って、
1週間後に再びラスベガスで車を返す予定です。
車を借りたのはEl monte RVという、
キャンピングカーレンタル専門の会社。
インターネット上で日本人スタッフとやり取りして、日本から予約することも可能です。
(現地に到着して実際に車を借りる際の手続き・説明等は全てアメリカ人スタッフによる英語ですが)
8人乗りを1週間借りて、保険等全て込みで約15万円。
1人当たりで考えると約2万円となかなかリーズナブル。
これにガソリン代、RVパークでの宿泊代、国立公園への入場料、食費など全て加えても、
1人5万円に収まりました。
1日あたりで考えると約7000円というコスパの高さ!
RVとは「Recreational Vehicle」の略で、
キャンピングカーを指す英単語です。
(なので以下「RV」と表記)
RVには発電機、シャワー、ガスコンロ、キッチン、トイレ、ベッド、テーブル、ソファー、電子レンジ、冷蔵庫、エアコンなど、
生活に必要なものは全て搭載されており、
まさに「動く家」です。
さらに驚くべきは、
ボタン1つでRVが変形して壁が外側に飛び出て、下の写真のように居住スペースが広がること!
このまま走行することはできませんが、
RVパークでは毎晩このようにして車内を広くして眠っていました。
RVを借りたあと、
まずは最寄りのWalmartというスーパーマーケットで買い出しをして、
今日は約450km離れたグランドキャニオンを目指します。
大型トラックほどの大きさがあるこの8人乗りキャンピングカーを日本の普通免許で運転できることが驚きです。
内輪差や左ハンドル、右車線に最初は苦労しましたが、
しばらく運転していると慣れました。
途中休憩を挟みつつ、
夜の9時ごろにグランドキャニオンのRVパークに到着。
(これは翌朝撮影した写真)
アメリカには「RVパーク」というRV専用のキャンプ場が多数存在し、
ここで電気や水道、下水の管をRVの車体と接続することで、
電気や水を供給したり、トイレに溜まった汚水を流したりすることが可能です。
場所にもよりますが、1泊1台あたり30〜50USD(約4000〜6000円)ほど。
RVは発電機も搭載されており、ガソリンを用いて発電することも可能ですが、
RVパークに停車している限りは発電不要なのでガソリンを使わず経済的です。
この日は初日ということもあり、
慣れない運転に疲れたので、肉を焼いて食べてそのまま爆睡しました。
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翌朝起きたのは午前6時。車の外はまだ真っ暗。
場所はグランドキャニオンのRVパーク。
ここグランドキャニオンは標高が2000mを越えており、
いま(2月/冬)の時期は雪に覆われています。
こんなに早起きしたのは、グランドキャニオンの朝焼けを見るため。
RVパークから絶景スポット(ヤバパイ・ポイント)までは約3km。
最大限の防寒をして、猛吹雪の中を歩いていきます。
日の出は7時10分でしたが、厚い雪雲に覆われて見ることはできず。
しかし、その約30分後に雲が晴れ、
朝焼けに彩られたグランドキャニオンを見ることができました!
遥か下の谷底にはコロラド川が流れています。
この巨大な渓谷は、コロラド川が約20億年かけて、
少しずつ少しずつ大地を削ってできたもの。
その深さはなんと1600m。
気の遠くなるようなスケールの大自然です。
日が昇ってくると、渓谷は印象を変えます。
青空のもとに広がるこの景色も美しい。
帰りはバスに乗ってRVパークへと戻ります。
(行きは朝早すぎてバスがなかった)
雪に埋もれたRVの中で、日本から持参したインスタントラーメンを作り、遅めの朝食です。
続きは「キャンピングカー旅②(モニュメントバレー編)」で。
DAY226-227 アメリカ 〜キャンピングカー旅②(モニュメントバレー編)〜 - 旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。