世界一周187日目 インド 〜ブッダが悟りを開いた聖地で、高熱にうなされる(ブッダガヤ)〜
朝起きたのは午前5時。
場所は、コルカタからブッダガヤへと向かう寝台列車の狭いベッドです。
昨夜の22時にコルカタを出発した列車は、
ほぼ定刻通りの朝5時過ぎにブッダガヤ郊外のガヤ駅に到着しました。
駅舎の外へ出ると、まだ日は昇っておらず、
空は薄暗いままです。
トゥクトゥクに乗って、ここから15kmほど離れた
ブッダガヤの街にある安宿へと向かいます。
シャワーを浴び、チャイを飲んでから一眠り。
寝台列車ではやはり、疲れが抜け切りません。笑
11時に起きて、ブッダガヤの街に出ます。
街というより、「村」と呼ぶほうがしっくりくるほどの規模です。
雨季なので、路地裏は水たまりだらけ。
水田でしょうか。
水が張られています。
牛があちらこちらで草を食べています。
ヤギもいました。
ここブッダガヤは、仏教の聖地として有名です。
いまもそのまま生えています。
その菩提樹のある、マハーボディー寺院に到着。
セキュリティーチェックを抜けて、
寺院の境内へと入ります。
ブッダが悟りを開いたとされる場所に建つ塔は、
世界遺産にも指定されています。
同じ仏教遺跡ということもあり、
インドネシアのプランバナン遺跡によく似ています。
そして塔の裏手には、
ブッダがこの樹の下で悟りを開いたとされる菩提樹が、
いまもそのまま残っています。
その木の下では、各国から訪れた僧侶たちが
熱心に祈りを捧げています。
菩提樹は四方八方に枝を広げ、とにかく巨大です。
寺院からの帰り際に、僧侶の列と遭遇しました。
国民の約8割がヒンドゥー教を信仰するインドですが、
暑いのでビールを飲みたいところですが、
インドは宗教の関係でお酒が殆ど売っておらず、
我慢して宿へと戻ります。
宿に戻る途中、街のバスターミナルで、
あしたの朝に7時発の、バラナシ行きのバスチケットを購入しました。
片道350ルピー(約560円)。
バラナシはガンジス川のほとりにある街で、
ヒンドゥー教の聖地でもあります。
宿でごろごろしていると日も暮れたので、
暗くなった街に出かけます。
この街も、道端には牛だらけ。
適当に入った屋台で夕食を食べました。
宿に帰ると、街全体が停電。
復旧してからシャワーを浴び、
ベッドに潜り込んで眠りにつきました。
しかし、23時ごろ、ものすごい悪寒と吐き気で目が覚めます。
トイレに行って吐くと、
夕食がまるまる出てきました……
そして、猛烈な下痢にも襲われます。
悪寒がおさまると、こんどはものすごい高熱にうなされます。
吐いて下痢してを繰り返して、死にそうになりながら、
午前3時過ぎに眠りにつきました。