旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

DAY235 ウズベキスタン 〜時が止まったような街・ヒヴァ〜




ウズベキスタンの首都タシュケントを飛び立って約1時間半、

1000km離れたウルゲンチの空港に無事に着陸しました。


時刻は朝の9時過ぎ。




荷物を受け取ったあと、

空港内でSIMカードを販売しているのを見つけたので契約しました。


5GBで10USD(約1100円)となかなかにお得。



そのまま空港の前からタクシーに乗り、

今日の目的地であるヒヴァの街に向かいます。


35km離れたヒヴァの街まで1時間ほどで到着。

3人で計10USD(約1100円)とタクシーも安いです。





二重の城壁に囲まれたヒヴァの街は、

アムダリア川流域にある、カラクム砂漠への出入口として古代から繁栄しました。


特に内側の城壁に囲まれた内城はイチャン・カラと呼ばれ、

全体が世界遺産に指定されています。



今日のお宿はそのイチャン・カラ内にある「アルカンチ・ホテル」。

さっそくチェックインを済ませてシャワーを浴び、

街へと繰り出します。




宿の目の前にあるのが、

ヒヴァ最大の目玉である未完成の大ミナレット(尖塔)

「カルタ・ミナル」。



完成すれば高さ70〜80mに達したと推定される規模ですが、

1852年に着工されたのち、高さ26mで工事が中断されたままとなっています。




ミナレットを見上げたあとは、あてもなく街をさまよいます。



イチャン・カラ内は街並みが全て古代のまま残っており、

まるでタイムスリップしたかのように錯覚させられます。




車も走っておらず人もまばらなため街は静寂に包まれており、

この上なく素晴らしい雰囲気。



道端の土産物屋や日用品店でさえ街並みに溶け込んでいます。




ふと目に留まった扉をくぐると、

民芸品が所狭しと並んでいる市場でした。




気になったものを幾つか買い、再び街に出てぶらぶら。




しかし本当に「時が止まったような」「タイムスリップできる」という形容詞はこの街のためにあるのではないか、

そう感じずにはいられない街です。




これまで巡った50以上の国々の中で似ている街を強いて挙げるとすれば、

インド西部ラジャスターン州にあるジャイサルメールでしょうか。


ジャイサルメール



あの街も砂漠の中にあり、ポツンと時代から取り残された街でした。


どちらの街も、どことなく寂しげなこの雰囲気がたまらなく最高です。






小腹がすいたので、たまたま見つけたレストランへ。



中央アジア名物のシャシリク


羊や牛の串焼きです。

塩胡椒がばっちり効いていてうまい!





そしてこれまた中央アジア名物のマンティ。


蒸した肉饅頭です。これまた絶品!


ほのかにインドのマサラ(香辛料)の香りがします。


インド北部のチベット圏であるラダック地方で、

これとほぼ同じ料理を食べた気がします。



そして驚いたのが、イスラム教の国にも関わらず、

堂々とビールを売っていること。



さっそく注文して飲んでみます。


パンを食べているかのような香りがします。

これは今までにあまり飲んだことのないタイプのビール。

うまい。



国民のほぼ全員がイスラムスンニ派の国にも関わらず、

酒は堂々と売っているし、

女性はヒジャブを着けず普通の服を着ているし、

コーランは街中で流れないし、

謎だらけの国です。




食後に再び街をぶらぶら。



ヒヴァの街で最も高い、

イスラーム・ホジャ・メドレセのミナレット(尖塔)に登ります。




真っ暗で急な階段を登り続けること118段。



高さ45mの頂上からは、ヒヴァの街が一望できます。


いやー、素晴らしい街並みです。



アメリカから日本に帰ってきてそのままウズベキスタンへと飛んできたので、

夕方ごろには眠くなってきました。



宿に帰って昼寝をして、眼が覚めると外は真っ暗。



時刻は夜の10時過ぎです。




もちろん街のレストランは全て閉まっており、

歩いて城外まで出かけます。




小さな食料品店を見つけたので、

鶏の丸焼きを2羽買いました。





1羽3万スム(約400円)とやはり物価が安い!




宿に帰って食べると、塩胡椒がばっちり効いていて最高でした!



昼に食べたシャシリクとマンティと言い、

ウズベキスタンの味付けはかなり日本人の好みとマッチします。



ついでに買ったビールを飲んでほろ酔いになったので、

そのまま眠りにつきます。