世界一周82日目前編 ボツワナ(32) 〜160km/h出してたタクシードライバー、無免許運転で捕まるの巻。〜
世界一周82日目
ザンビア(リビングストン)〜ボツワナ(カサネ)〜ザンビア(リビングストン)
82日目は書きたいことだらで長くなってしまったので、
前編と後編に分けて書きます。
朝起きたのは6時前。
ザンビアにはまだ日が昇っていません。外は真っ暗。
出かける身支度をしていると、空が徐々に白んできました。
相部屋のカナダ人を起こさないように静かに部屋を出ます。
今日の目的地は隣国・ボツワナのチョベ国立公園。
いまいるリビングストンから、距離にして100kmほど離れています。
このチョベ国立公園、世界一ゾウの生息密度が高いことで有名だそう。
片道100kmということで、リビングストンの街からは日帰りのチョベ国立公園サファリツアーが幾つも出ています。
お値段は2万〜3万円ぐらい。
うん、高い。
調べてみると、がんばれば自力で国境を越えて日帰りで行けるみたい(しかも総額5000円ぐらいで済むそう)なので、
がんばってみることにしました。笑
まずは、リビングストンの街から3kmほど離れた、「ミンゴンゴ」という国境行きの乗り合いタクシー発着所へ向かいます。
このミンゴンゴ、ただの路上。
なんの目印もありません。
タクシーで約20クワチャ(200円)。
ぼくの他に3人の地元民が乗り込み、乗り合いタクシーが出発しました。
国境までは約80km。40クワチャ(約400円)でした。
1〜2時間ぐらいかかるのかな、と思っていましたが、
なんとタクシーはメーターが振り切れるまでスピードを上げて走り続けます。
すなわち160km/h以上。笑
どうなってんだザンビア。笑
この乗り合いタクシーで隣に座っていたボツワナ人と意気投合して仲良くなりました。
彼とはこのあと、国境越えも、そのあとも一緒に行動することになります。
しかしこのあと事件が。
途中、警察による検問がありました。
急におどおどしはじめる運転手。
車内に漂う不穏な空気。
そして、発覚しました。
タクシーの運転手、無免許でした。笑
無免許ドライバーがタクシーやって160km/h出すこの国。
ワイルドすぎますわ。笑
タクシーを乗り換え、辿り着いた国境。
チョベ川という川がボツワナとの国境になっています。
何を隠そうこの川の少し上流が、あとでサファリツアーをするチョベ国立公園。
無料のフェリーで対岸へと渡ります。
ボツワナ側に上陸してから、国境の緩衝地帯を1kmほど歩くと、入国管理局がありました。
手続きを済ませ、無事に32ヶ国目・ボツワナ入国!
ボツワナ側でも乗り合いタクシーに乗り、7〜8kmほど離れたカサネの街へ向かいます。
この街が、お目当のチョベ国立公園のある街。
片道20プル(約200円)。
そしてカサネ到着!
ここで、これまで一緒に来たボツワナ人のJosiahと別れました。
ありがとう!!
彼とはこのあと、奇跡の再会を果たすことになります。
それはまた後の話で。
ネットで評判の良かったChobe Safari Lodgeへ向かいます。
ここカサネにあるロッジは、全て1泊数万円〜10万円する超高級ホテルのみ。
ただ、このホテルは、自分たちで開催するサファリツアーに、宿泊者以外も参加させてくれるんです。
さすがお金持ちーー!!!
しかも、そのお値段がめちゃくちゃ安い!!
なんと3000〜4000円ぐらいで丸3時間楽しめるんです。
ありがたやありがたや……
ただ、お目当のChobe Safari Lodge、
参加したかったボートでのサファリツアーは15:30〜18:30にしか開催していないそう。
ザンビアとボツワナとの国境は18時に閉まってしまうので、それではザンビアに帰れなくなってしまいます。
諦めて他のホテルへ。
2km歩いたところに次のホテルがありました。
Chobe Marina Lodge。
もうね、場違い感がすごい。
ホテルの中にジャングルがある。
専用の桟橋には船が何隻も停まってます。
なんだここは。
そしてこのホテル、嬉しいことに9:30〜12:30のボートサファリツアーがあるそう!
時刻はいま9時。
飛び入り参加します。お値段たったの34USD。
そして30分後。
いよいよ出航!!
ここから先は後編で!
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