旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。

アウトドアを楽しみながら、バックパッカーとして世界一周を目指すブログ。現在55ヶ国訪問!以前は野宿で自転車日本一周をしていました。キリマンジャロに登ったり、登山も好きです!

世界一周195,196日目 インド 〜地獄のような下痢で死にかけ、インドの劇薬に賭ける(デリー)〜




<<<世界一周195日目>>>


朝起きたのは10時。

場所はインド西部のタール砂漠にある街・ジョードプルの安宿。







今日の目的は、このジョードプルの街を離れて、

インドの首都・デリーに向かうこと。



昨夜購入した航空券は15時にジョードプルの空港を出るものだったので、

それまで宿の屋上のレストランで時間を潰します。




街の中心にそびえ立つメヘランガール砦は、

今日も圧倒的な存在感を放っています。






そんなことはさておいて、

この記事のテーマは「下痢」。


汚い話で本当にすみません。笑




インドを旅する者にとって避けることのできない洗礼。

それが下痢。


それも、日本とは次元の違う激しい下痢です。





ぼくも昨夜から腹痛があり、激しい下痢に襲われ、

ものの数時間でトイレットペーパーを2ロールも消費してしまいました。




あまりの腹痛に一睡もできず、

ジャワを浴びた直後なのに、全身から脂汗が噴き出します。




ああ、つらい。苦しい。

こんなつらい思いをしてなぜ旅をしているのか。



そうこうしているうちに夜が明けました。





今日の体調は本当に最悪、

ひとまず日本から持ってきた抗菌薬を飲みます。


効いてくれ、と祈るような気持ち。





13時過ぎになったので、宿を出てオートリキシャを拾い、

空港へと向かいます。



20分ほどで到着、

チェックインを済ませて時間を潰します。




飛行機はほぼ定刻通りに離陸し、

16時半ごろに首都デリーの空港に到着しました。





群がってくるタクシーの客引きを躱し、

先払いで乗り込むタイプのプリペイドタクシーに乗ります。



これでぼったくられるリスクは下がります。



しかし、リスクがゼロになるわけではありません。





タクシードライバーの発言、一挙手一投足に神経をすり減らし、

途中で「道がわからない」と言い出したので
(これはぼったくってくるときによくある手口)、

事前にダウンロードしておいたGoogle Mapのオフラインマップを使って、

ぼくが道案内しました。
(どうせ道は分かっていたんでしょうけと)




インド人ですら騙されぼったくられるというデリーの街、

移動だけでも一苦労です。笑





インドを旅する日本人旅行者の間では知らない人はいない、

「シゲタトラベル」さんという旅行代理店に併設された宿にチェックイン。




あした250km離れたアーグラーの街にあるタージマハルを観光するための、

ドライバーと車をチャーターします。





手続きが終わったので、

この宿の屋上に今年の4月にオープンしたという日本料理店へ。




日本人のナオさんが料理しているので安心、味も抜群です。



久しぶりの日本食にテンション爆上げ、

ざるうどんを注文しました。





そして出てきたのが……


じゃーん!!!!!




うんめえええええええ!!!!!

いやー、最高です!!




インドでは加熱したもの以外は食べられないので、
(加熱したものですら下痢するので、加熱していないものは論外)

久しぶりに食べた冷たい料理、

しかも日本のざるうどん、
が体に染み渡ります。




ナオさんはいつまでここでレストランを続けるかは未定だそうですが、

うどんの他にもカツ丼、天丼、そばやだし巻き卵など、

メニューは盛りだくさん、

インドに疲れた方には本当におすすめです!






お腹の調子はまだ悪いですが、

こんや良くなることを祈りつつ眠りにつきます。



それではおやすみなさい!







<<<世界一周196日目>>>



朝起きたのは6時半。

いや、本当はもっと前からずっと目が覚めていました。

その原因は、案の定腹痛。




昨夜と同じ、全身から脂汗が噴き出るような腹痛と、

尻の穴から尿が出ているような激しい下痢。



結局、今夜もあまり眠ることができませんでした。





今日の予定は、デリーから250kmほど離れた街・アーグラーにある

世界遺産タージマハルに行くこと。




昨夜のうちに車とドライバーをチャーターしておいたので、

午前7時に合流していざ出発。






車の中でも絶え間無く、激しい腹痛に襲われます。



途中、朝食を食べるために立ち寄った

サービスエリアのような場所でも下痢。



下痢をしすぎてもう身体は限界。

立っているのもやっと、ふらふらします。






昨日の夜インターネットで調べていて知ったのですが、

インドには、日本では売っていない

強力な抗菌薬を市販しているそう。



効果は日本よりはるかに強いですが、

副作用のリスクも日本よりはるかに高いという代物。




背に腹は代えられません、これに賭けてみます。






インドでは薬剤の購入に処方箋が必要ないため、

街中にある薬局で「下痢なので抗菌薬をくれ」と言います。





そして購入できたのがこれ。

毒々しいオレンジ色の巨大な粒。






この腹痛が治るのなら、という藁にもすがる思いで飲みます。



そして、薬はすぐには効かないので、

腹痛と闘いながらタージマハルを観光。




↓ タージマハル観光の記事はこちら

世界一周196日目 インド 〜タージマハルはこの世のものとは思えない美しさだった - 旅バカ医大生、絶景求めて世界一周。





そして日も暮れた夕方。

徐々に腹痛がおさまり、下痢も完全に止まりました。




自分でも信じられないほどの劇的な改善ぶり。




やはりインドの強烈な下痢には、

インドの強力な薬しか効かないんでしょう。




日本の薬と比較して副作用のリスクも高いため、

おすすめはしませんが、

インドで下痢になって死にかけている人はこれに賭けてみる価値はあると思います。



ただ、あくまでも自己責任でお願いします。笑






最後に余談ですが、

インド人は下痢にならないのかふと疑問に思って、

ドライバーに聞いてみました。



すると、

「先週ひどい下痢になって丸一日何も食えなかったよ!笑」とのこと。




インド人ですら無理なら、

ひ弱な日本人が下痢にならないわけがありません。




ハードすぎるぜ、インド旅。笑